岡山の気候にあったメンテナンスとは?外壁掃除が楽になるコツ

岡山県は年間の降水量が少ない県です。そのため、紫外線が降り注ぐ時間が長いとも言えます。紫外線は外壁を傷める原因にもなるため、外壁掃除をして、外壁の素材を長くもたせるようにするのがおすすめです。外壁を汚れにくくするには、いくつかのコツがあります。この記事では、外壁を汚れにくくするコツなどを紹介いたします。外壁掃除を考えている方はこの記事を参考に検討してみてください。

外壁の汚れは何の汚れ?

外壁

外壁の汚れにはさまざまな要因があり、そのほとんどが自分ではどうしようもないものです。どういった要因があるのか、以下で解説いたします。【大気汚染】大気中の微小な粒子や排気ガス、土埃が外壁に付着します。特に自動車の排気ガスは黒ずんだスス汚れを付着させるので、非常に目立つ汚れです。都市部や工業地域ではより顕著でしょう。【カビやコケ】湿度が高い環境や日当たりが悪い場所では、外壁にカビやコケが生えます。カビやコケが増殖すると、外壁の表面が緑色や黒色に変色してしまい清潔感を失ってしまうでしょう。【油汚れや汚れの飛沫】道路や駐車場からの油や汚れが風によって飛沫し、外壁を汚します。【フン】鳥のフンの汚れは外壁の色次第では非常に目立ちます。また、地域や周辺の環境によっては鳥の数が多く、鳥のフンは汚れだけでなく臭いの問題も引き起こす可能性があるため対策が必要でしょう。

汚れを放置するとどうなる?

カビやコケ、汚れを放置していると、これらの生物が外壁の表面に侵入し建材を侵食します。建材を侵食されると、材質が劣化し修理や交換が必要になる可能性があり、費用もかさんでしまうでしょう。また、外壁に付着した汚れを放置すると、外壁が劣化するだけでなく清潔感を失い外観が悪化します。景観を大切にしている地域の場合、外観が悪化すると印象が悪くなるため注意が必要です。さらに外壁の劣化や汚れを改善しようとすると追加費用がかかります。外壁の状態が悪いほど費用も高額になるため、注意しましょう。

岡山は雨が少ないため外壁も傷みやすい可能性がある

外壁に施されている塗装は、色づけだけでなく塗膜となって外壁を保護する役割を担い、汚れから外壁を保護しサビなどの進行を防ぐ働きもあります。しかし、日光や雨風にさらされるうちに経年劣化しやすくなるため、汚れを弾く機能が落ちてコケや汚れなどが付着しやすくなります。岡山は紫外線が当たることも多いと言えるため、外壁の劣化への対策も考えておく必要があるでしょう。日光や紫外線にさらされる時間が長いと、外壁塗装が乾燥し劣化しやすくなります。特に木材や塗料などの有機材料は紫外線により劣化しやすいのが特徴です。長時間にわたり紫外線にさらされた外壁は、塗膜の劣化やひび割れ、退色などを引き起こします。さらに乾燥した地域では、季節ごとの温度差や乾燥により外壁材料が収縮・膨張します。これにより、外壁のクラックやひび割れが生じやすくなり劣化が進行します。

定期的な外壁掃除で外壁の状態を確認できる

外壁

定期的に外壁掃除をしてクラックやサイディングが割れている部分がないか確認しましょう。外壁の痛みを放っておくと、雨漏りやひび割れに繋がり補修も補修費用も大きくなってしまいます。一般的なひび割れの補修費用は、1平方メートル約2,000円~2,500円です。1回あたりの金額は1~5万円ですが、足場などが必要な高所では費用が追加され20~50万円になる場合もあります。決して安い費用ではないので、外壁劣化の原因は放っておかず定期的に確認することをおすすめします。また、外壁からの雨漏りは室内に確認しづらいため、気づくのも遅れやすいです。屋内のクロスなどに染み込んでくる段階は、すでに外壁の内側の防水シートでも防げないくらいの被害になっているケースもあるので注意が必要です。定期的な外壁掃除で外壁の状態をしっかり確認するようにしましょう。

外壁を汚れにくくするコツ

外壁を汚れにくくするコツはいくつかあります。

・こまめに掃除する 放置すると劣化が早くなる

・汚れにくい塗料で塗装する

・汚れにくい外壁の種類を選ぶ

・汚れが目立ちにくい色に塗り替える

以下で詳しく解説します。外壁を汚れにくくするためには、まずは自分でこまめに掃除をすることが大切です。カビや汚れを放置すると劣化が早くなります。頑固な汚れになって自分ではどうしようもないという状況になる前に、こまめに掃除をする癖をつけましょう。 また塗料にはさまざまな種類があり、中でも防汚効果やセルフクリーニング効果のある塗料がおすすめです。防カビ・防藻機能を持った塗料もあるため、それぞれの環境や状況に応じて選ぶといいでしょう。低汚染塗料を塗って汚れにくくすればセルフメンテナンスも楽です。 汚れが付着しにくい外壁は、簡単に言うと表面がフラットな外壁です。たとえば「タイル」や「サイディング」は汚れが付着しにくいと言われています。とはいえ、外観にこだわりたい方もいるでしょう。そういった場合はデザインにもこだわりつつ、なるべく表面がなめらかで凸凹の少ない外壁材を選ぶことをおすすめします。

自宅の外壁の状態や種類よって掃除または塗装を検討しよう

なんでもかんでも塗装をすればいいというわけではなく、塗装をしてもあまり意味がないパターンもあります。それは、外壁材に光触媒やフッ素が使われていて、まだ塗膜機能が維持されている場合です。その場合は上から塗料を重ねても塗料が付着しにくいため塗装は避けるべきでしょう。まだ塗膜機能が維持されている外壁は、自分でこまめに掃除をしてなるべく長くきれいな状態を保つことをおすすめします。一方で、10年以上経過している場合は、塗膜がはがれている場合や外壁の傷みが発生する可能性があり、掃除後の塗装も検討する必要があります。自宅の外壁にサイディングなどの素材をしている場合は、自分で塗装するのは難しいため業者に頼むようにしましょう。

その際、どの材質を使っているかを業者に伝えておくと安心です。また外壁掃除後は防水塗装をしましょう。外壁掃除を高圧洗浄機で行った場合、外壁表面に施されている塗膜を?がしてしまう可能性があります。塗膜が?がれてしまうと、せっかく掃除をしても余計に汚れが付着しやすくなってしまうでしょう。塗膜が剥がれた外壁は汚れが付着しやすいのはもちろん、水が染み込みやすくなるというデメリットもあります。建材にまで影響がいく前に、防水塗装をするのがおすすめです。防水塗装には防汚効果のある塗料とセルフクリーニング効果のある塗料があります。防汚効果のある塗料は、防カビ・防藻効果、セルフクリーニング効果のある塗料は、親水性や光触媒の特徴を持っているため、外壁や周辺環境に合わせて選ぶといいでしょう。

まとめ

外壁

外壁掃除をこまめに行うことで美観を損ねず外壁を長持ちさせられます。また、外壁の素材を凸凹の少ないものにしたり、汚れの目立たない色にしたりすれば外壁掃除も楽になるでしょう。とはいえ、10年ほどでメンテナンスは必要になります。その際は自宅の外壁に合わせた塗料を選び、効果を長く維持させましょう。紫外線や雨風、飛沫などは避けられるものではありません。汚れが目立たない工夫や、こまめな掃除できれいに保てば、高額な補修費用の発生を防げます。外壁の素材やメンテナンスの時期をしっかりと把握し、自宅の外観を美しく保ちましょう。